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予防接種  vaccination


定期予防接種
・・・ 生ワクチンを接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は27日以上あける
(例:7月1日(水)に生ワクチンを接種したとすると、次回のワクチンは、7月29日(水)以後に接種可)
・・・ 不活化ワクチンを接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は6日以上あける
(例:7月1日(水)に生ワクチンを接種したとすると、次回のワクチンは、7月8日(水)以後に接種可)
・・・ トキソイドを接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は6日以上あける
(例:7月1日(水)に生ワクチンを接種したとすると、次回のワクチンは、7月8日(水)以後に接種可)
国立感染症研究所感染症情報センター予防接種のスケジュールはこちら
BCG
対象年齢 生後6か月未満(生後3カ月以上が望ましい)
接種方法 1回
ワクチン種類 生ワクチン
(接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は27日以上)
費用 無料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関

●結核とは: わが国の結核はかなり減少しましたが、まだ4万人を超える患者が毎年発生しており、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができませんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残すことになります。


●副反応: BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。接種後3〜4週間で接種局所に赤いポツポツができ一部に小さくうみをもったりします。その後約4週間でかさぶたができてなおります。これは異常反応ではありません。包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、そのまま普通に清潔を保ってください。自然になおります。
 副反応としては接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常放置して様子をみてかまいませんが、特に化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。その場合には医師に診てもらってください。






不活化ポリオワクチン
  初回
追加
対象年齢 生後3ヶ月〜90ヶ月未満までに20〜27日の間隔で3回接種 生後3ヶ月〜90ヶ月未満(1期初回(3回)終了後、6ヶ月以上の間隔をおく)
標準的な
接種年齢
生後3ヶ月〜18ヶ月未満  
接種方法 回数:3回
間隔:20〜27日
1期初回接種(3回)終了後、
12〜18ヶ月
ワクチン種類 不活化ワクチン
費 用 無  料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関
備考 既に生ワクチンを1回受けたものは初回接種を2回とする。
また、四種混合との併用不可

●ポリオとは: 「小児マヒ」と呼ばれ、わが国でも30年前までは流行を繰り返していましたが、予防接種の効果で現在は国内での自然感染は報告されていません。
 ポリオウイルスはヒトからヒトへ感染します。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口からはいり咽頭または腸に感染します。感染したウイルスは3〜35日(平均7〜14日)腸の中で増えます。しかし、ほとんどの例は不顕性感染で終生免疫を獲得します。症状が出る場合、ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染し、麻痺をおこすことがあります。ポリオウイルスが感染すると100人中5〜10人は、カゼ様の症状を呈し、発熱を認め、続いて頭痛、嘔吐(おうと)があらわれ麻痺が出現します。一部の人は永久に残ります。呼吸困難により死亡することもあります。感染の合併症として麻痺の発生率は1,000〜2,000人に1人ですが、麻痺患者が1人発生したときには、その周りに100人以上の感染者がいるといわれています。
 現在でも東南アジアや中国などではポリオの流行がありますから、日本に入ってくる可能性もあります。予防にはワクチンを接種して免疫をつけておきましょう。
不顕性感染(ふけんせいかんせん)
ウイルスや細菌が体の中で増えますが、病気としての症状が出ず知らない間に免疫だけができるような感染の仕方をいいます。病気になりませんから都合のよい状態ですが、本人にもかかったのか、かからなかったのかわかりません。


●ポリオ(急性灰白髄炎)経口生ワクチンの予防接種の受け方: 平成24年9月1日から、不活化ポリオワクチンに変わりました。スケジュールは上記のとおりです。また、生ワクチンを2回すでに受けている方は必要ありません。生ワクチンを1回接種した方は初回2回と追加の合計3回になります。






麻しん・風しん混合(MRワクチン)
対象年齢 1期
2期 3期 4期
生後12か月
以上24か月
未満
小学校就学前
の4月1日から3月31日まで
中学校1年生
の4月1日から3月31日まで
(平成24年度まで)
高校3年生
相当年齢の
4月1日から
3月31日まで
(平成24度年まで)
標準的な
接種年齢
1歳 年長児 中学校1年生 高校3年生
接種方法 1回 1回 1回 1回
ワクチン種類 生ワクチン
(接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は27日以上)
費 用 無  料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関
備考

●麻しん(はしか): 麻しんとは麻しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。伝染力が強く、一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。発熱、せき、鼻汁、めやに、発しんを主症状とします。最初3〜4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うとまた39〜40℃の高熱と発しんが出てきます。高熱は3〜4日で解熱し、次第に発しんも消失します。しばらく色素沈着が残ります。
 主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。患者100人中、中耳炎は7〜9人、肺炎は1〜6人に合併します。脳炎は2,000〜3,000人に1人の割合で発生がみられます。また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は約10万例に1例発生します。また麻しん(はしか)にかかった人10,000人に1人の割合で死亡します。我が国では現在でも年間約50名の子がはしかで命を落としています。
 予防接種では、これらの重い合併症はほとんどみられません。ぜひ予防接種を受けましょう。
潜伏期間
ウイルスが体に感染した後は、体内で少しずつ増殖し、ある日突然、症状を出します。
感染してから症状がでるまでの期間をいいます。


●風疹(三日ばしか)とは: 風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。潜伏期間は2〜3週間です。軽いカゼ症状ではじまり、発しん、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか眼球結膜の充血もみられます。発しんも熱も約3日間でなおりますので「三日ばしか」とも呼ばれています。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板減少性紫斑病は患者3,000人に1人、脳炎は患者6,000人に1人くらいです。年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく、3日でなおらないことが多いのです。
 特に妊婦が妊娠早期にかかりますと、先天性風しん症候群(心奇形、白内障、聴力障害など)と呼ばれる子どもが生まれる可能性が高くなることです。したがって妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。






三種混合ワクチンDPT( 百日咳  ジフテリア  破傷風
対象年齢 1期初回
1期追加 2期
(ジフテリア・破傷風)
生後3ヶ月から
90ヶ月未満まで
に3〜8週間隔で
3回接種
生後3ヶ月〜90ヶ月未満(1期初回接種(3回)終了後、
6ヶ月以上の間隔
をおく)
11歳〜13歳に
なるまで
標準的な
接種年齢
生後3ヶ月〜
18ヶ月未満
1期初回接種
(3回)終了後、
12〜18ヶ月後
小学校6年生
接種方法 回数:3回  
間隔:3〜8週
回数:1回 回数:1回
ワクチン種類 不活化ワクチンとトキソイドの混合
(接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は6日以上)
費 用 無  料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関




四種混合ワクチンDPT-IPV
百日咳 
ジフテリア  破傷風 不活化ポリオ
  1期初回
1期追加
対象年齢 生後3ヶ月から90ヶ月未満までに20〜27日の間隔で3回接種 生後3ヶ月から90ヶ月未満(1期初回(3回)終了後、6ヶ月以上の間隔をおく)
標準的な
接種年齢
生後3ヶ月〜
18ヶ月未満
1期初回接種(3回)終了後、12〜18ヶ月
接種方法 回数:3回
間隔:20〜27日
回数:1回
ワクチン種類 不活化ワクチンとトキソイドの混合
費 用 無  料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関
備考 既に三種混合あるいはポリオワクチンを受けたものは対象外

●ジフテリアとは: ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。1981年に三種混合ワクチンが導入され現在では患者発生数は年間10名未満ですが、ジフテリアは感染しても10%程度の人が症状が出るだけで、残りの人は不顕性感染のため、保菌者となり、その人を通じて感染することのあることがよく知られています。感染は主に咽頭ですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐(おうと)などで、偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2〜3週後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので、注意が必要です。
 最近ではロシアで流行がありました。予防接種を続けていかないと再び流行する可能性があります。
飛沫感染(ひまつかんせん):ウイルスや細菌がせきやくしゃみなどで細かい唾液とともに空気中へ飛び出し、空中を飛んでいって人に感染する方式です


●百日せきとは: 百日せき菌の飛沫感染で起こります。1956年から百日せきワクチンの接種がはじまって以来、患者数は減少してきています。当時は菌体の入ったワクチンでしたが、現在では副反応の少ない新型の精製ワクチンを使っています。
 百日せきは普通のカゼのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は出ません。乳幼児は咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症をおこします。乳児では命を落とすこともあります。
 1970年代後半に予防接種率が低下した際、百日せき患者が多数出て、113名の死者を出しました。このようなことを繰り返さないためにもぜひ予防接種を受けましょう。


●破傷風とは: 破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいます。ヒトへの感染経路は傷口です。傷口から菌が入り体の中で増えますと、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。この病気は人にうつるのではなく土の中にいる菌が原因ですが、日本中どこでも菌はいますので、感染する機会はあります。またお母さんが免疫をもっていれば新生児の破傷風もふせげますので、ぜひ予防接種を受けておきましょう。


●三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)不活化ワクチンとトキソイドの混合の受け方: まず初めに20〜56日(3〜8週間)の間隔で3回、その後標準的には1年〜1年半たって接種を1回行います。また小学6年時に二種混合(DT)で追加免疫をします。回数が多いので、接種もれに注意しましょう。
 確実な免疫をつくるには、決められたとおりに受けることが大切ですが、万一間隔があいてしまった場合でも、はじめからやり直すことはせず、規定の回数を超えないように接種します。かかりつけの先生に相談しましょう。


●副反応: 1981年に百日せきワクチンが改良されて新しい精製ワクチンに変わって以来、副反応の少ない安全なワクチンになっています。現在の副反応は注射部位の発赤、腫脹、硬結(しこり)などの局所反応が主です。頻度は程度の差はありますが、1回目接種のあと、100人中20人近い人に、3回目のあとでは100人中40〜50人くらいの人にみられます。多いように思えますが、これは免疫がついているからおこる現象です。直径5p以上の目立った局所反応の出現率はすべてを通じて100人中1〜2人です。なお、硬結(しこり)は少しずつ小さくなりますが、数ヵ月残ることがあります。特に過敏な子で肘をこえて上腕全体が腫れた例が少数ありますが、これも湿布などで軽快しています。
 通常高熱は出ませんが、24時間以内に37.5℃以上になった子が3〜4%あります。以上のように重篤な反応はありませんが、機嫌が悪くなったり、腫れが目立つときなどは医師に連絡してご相談ください。
平成24年11月1日から、新規に予防接種を受ける方は四種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)ワクチンになります。






日本脳炎
対象年齢 1期初回 1期追加 2期
生後6か月から
90か月未満まで
生後6か月から
90か月未満まで
(1期初回接種(2回)
終了後、おおむね1年後)
9歳以上13歳未満
標準的な接種年齢 3歳 4歳 小学校4年生
接種方法 ・回数:2回
・間隔:1〜4週
回数:1回 回数:1回
ワクチン種類 不活化ワクチン
(接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は6日以上)
費 用 無  料
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機
実施方法 注1:平成21年6月2日から新ワクチンが使用可となる
注2:新ワクチンは、1期初回にのみ使用可
注3:接種量は、3歳未満0.25ml、3歳以上0.5ml
注4:平成7年6月1日から平成19年4月1日までに生まれたお子さ
      んについては、20歳になるまでの間に日本脳炎の定期予防
      接種が受けることができます。

●日本脳炎とは: 日本脳炎ウイルスの感染でおこります。ヒトから直接ではなくブタの中で増えたウイルスが蚊(カ)によって媒介されます。7〜10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐(おうと)、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
 流行は西日本地域が中心になりますが、ウイルスは北海道など一部を除く日本全体に分布しています。好発年齢は60歳を中心とした成人と5歳未満の幼児です。以前には小児、学童に好発していましたが、生活環境の整備や予防接種の普及で減っているものと思われます。
 感染者のうち1/1,000〜1/5,000の頻度で脳炎を発症します。脳炎のほか無菌性髄膜炎や夏かぜ様の症状で終わる人もあります。脳炎にかかった時の死亡率は約15%ですが、神経の後遺症を残す人が約50%あります。


●日本脳炎ワクチン(不活化ワクチン)の予防接種の受け方: 北海道を除く日本全国には日本脳炎ウイルスをもった蚊(カ)がたくさんいます。日本以外で は、中国、東南アジア、インド亜大陸では毎年一万人前後の多数の患者が発生しています。 3歳を過ぎたら受けましょう。


●副反応: 日本脳炎ウイルスを精製し不活化したものです。
 副反応としては2日以内に37.5℃以上の発熱が接種を受けた者100人中1人以下にみられています。注射局所の発赤、腫脹も接種を受けた者100人中1〜3人以下です。発しんも圧痛もまれにみられます。






インフルエンザ
対 象 者 65歳以上、もしくは60歳以上で心臓、じん臓、呼吸器の機能に障害を持つ人など
ワクチン種類 不活化ワクチン
(接種した日から、次のワクチンを接種するまでの間隔は6日以上)
実施方法 個別接種
実施場所 予防接種取扱医療機関





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