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令和8年 豊中市医師会新年文化講演会




✈新年文化講演会「小さな命を救うために歩んだ途」

 

【日時】 令和8年(2026年)1月17日(土曜)15時30分~17時

【場所】 リーガロイヤルホテル 2階 桐の間(大阪市北区中之島 5-3-68)

【講師】 福嶌 敎偉 先生(千里金蘭大学 学長、特定非営利活動法人日本重症患者ジェット機搬送ネットワーク 理事長)

【座長】 福永 惠 先生(ふくながクリニック 院長)

【会費】 無料

【申込】 必要。参加ご希望の方は、1月14日(水)17時までにお申し込みください。

【備考】 日本医師会生涯教育制度 大阪府医師会認定講座  1.5単位 カリキュラムコードCC06(医療制度と法律)

【抄録】
小学校6年生のときに国内初の心臓移植(いわゆる和田移植)を目撃し、ドナーのいらないような医療技術の開発、具体的には心臓を造りたいと思って大阪大学医学部に入学したが、実際の患者の治療を現場で学ぶ必要があると思い、大阪大学第一外科に入局した。大阪市立小児保健センターの研修中に、どんなに頑張っても救うことのできない小児と遭遇し、何か治療法がないのかと悩んでいた時に、後に私が師事するBailey教授が世界で初めて新生児の心臓移植に成功したというニュースが飛び込んできた。心臓を造るのに成功するまでは何十年もかかり、その間死亡する小児を診ることを考えると、日本で小児心臓移植を実現すべきであると考え、心臓血管外科医になった。
1997年に制定された『臓器の移植に関する法律』では15歳未満の小児からの心臓の提供が認められなかったので、当初は心臓移植を必要とする小児をアメリカやドイツに紹介していた。このままではだめと思い、2003年から法改正に取り組み、2010年に臓器移植法が改正され、国内で小児が心臓移植を受けられるようになった。また小児用補助人工心臓EXCORの臨床応用にも関わり、それまで救えなかった小児も救命できるようになった。しかし、小児心臓移植施設は大都市圏に限定しており、地方の医療施設から搬送する手段がないために死亡する小児も少なくない。
そこで、心不全に限らず、地域で提供できない高度先進医療を必要とする小児を、PICUのある大都市圏に継続治療しながら搬送する必要があると考え、2023年10月にNPO法人を立ち上げ、2024年4月1日から試験運航事業を開始した。これまで15名の子どもを搬送し、全例生存している。本講演会では、このような歩んだ道について述べたい。

 


【講師略歴】

福嶌 敎偉(ふくしま のりひで)先生

 

1982年3月 大阪大学医学部医学科卒業

1983年1月 医療法人 川崎病院 外科医員
1985年7月~1987年6月 大阪市立小児保健センター心臓外科医員
1991年12月~1994年3月 米国ロマリンダ大学外科研究員・クリニカルフェロー
1994年5月~2005年3月 大阪大学助手医学部(第一外科講座)

2005年4月~2006年4月 大阪大学大学院医学系研究科講師(外科学講座:改名)
2006年5月~2006年4月 大阪大学大学院医学系研究科准教授(薬理学分子医薬学分野)
2007年4月~2015年3月 大阪大学医学部附属病院心臓血管外科・移植医療部病院教授
2011年8月~2015年3月 大阪大学大学院医学系研究科重症臓器不全治療学寄附講座教授
2015年4月~2022年3月 国立循環器病研究センター移植医療部部長
2022年4月~現在に至る 千里金蘭大学大学院看護学研究科教授 国立循環器病研究センター移植医療部客員部長・理事長特命補佐
2022年10月~現在に至る 千里金蘭大学学長就任
2023年10月~現在に至る 特定非営利活動法人日本重症患者ジェット機搬送ネットワーク理事長

 


 

特定非営利活動法人 日本重症患者ジェット機搬送ネットワークのホームページはこちら

 


 

●お申込み先●

豊中市医師会  電話:06-6848-1671 FAX:06-6848-1526


(12月1日 更新)